ボディビルダーの中にはオフシーズンに無駄に体脂肪を増やしすぎてしまう選手がよく見受けられます。
私も毎回20kg太ってしまいますが。。
バルクアップと無駄な体脂肪の増加を勘違いしてしまうと、次のシーズンの減量が大変になるだけでなく、オフシーズン中のパフォーマンス低下にもつながるので注意が必要です。
オフシーズン中に体脂肪を増やし過ぎてしまう原因として、摂取エネルギーを増やしているのに有酸素運動を減らしている、またはやらなくなってしまうことがあげられます。
今回の記事では、身体活動レベルが高カロリーダイエットの代謝に及ぼす影響を調べた研究を紹介していきます。
身体活動レベルが高カロリーダイエットの代謝に及ぼす影響を調べた研究
高カロリーダイエットは1日2000Kcalを余分に摂らせるもので、被験者を
・低活動グループ(1日1,500歩)
・高活動グループ(1日10,000歩)
の2グループに分け、14日間にわたって行い、14日間終了後にMRIで被験者の内臓脂肪の変化を調べた。
◆ 身体活動レベルが高カロリーダイエットの代謝に及ぼす影響を調べた研究の結果
・低活動グループ(1日1,500歩)
内臓脂肪が30%増加、血中グルコースレベル上昇
・高活動グループ(1日10,000歩)
変化なし
◆ 身体活動レベルが高カロリーダイエットの代謝に及ぼす影響を調べた研究の結論
グルコースレベルも低活動グループ (1日1,500歩) の方が大幅に高くなったとのことで、これは糖尿病の前段階の症状を示しています。
研究の結果から、高カロリー食を摂っていても、日常の運動習慣によって内臓脂肪の増加を防ぎ、グルコースと脂質の代謝低下を阻止することができると結論されています。
さらに研究では、日常の身体活動レベルによって、肥満に関連する病的な症状の発症を防ぐことができる可能性も示唆されています。
サイズアップを目指しているボディビルダーも、オフシーズンに有酸素運動を続行し、摂取エネルギーを増やす時期の過剰な体脂肪増加を防ぐようにすることをオススメします。
