筋力トレーニング

水抜き・塩抜き・カーボディプリートは必要ない!ボディビル減量の最終調整

生半可な仕上がりに水抜き・塩抜き・カーボディプリートは必要ありません。

むしろ逆効果でしかない。

減量末期の最終調整の時期に小手先のテクニックを使っても、魔法のような劇的な変化なんて現れません

ボディビルをやっている方たちは頭の良い方たちが多いです。

減量末期は糖質不足で頭が回転しないかもなので
今の時期からしっかりと計画を立てておきましょう。

ボディビルの減量最終調整 水抜き・塩抜きは必要ない!!

※やることは同じなので、ボディビル、フィジーク、フィットネスビキニ、ベストボディなどを全てボディビルとします。

最初に言っておきます。

『現在の日本トップボディビルダーのほとんどは水抜き・塩抜き・カーボディプリートを行っていません。』

これにはまず、水抜き・塩抜き・カーボディプリートを行うようになった理由を考えなければなりません。

水抜き・塩抜きをコンテストで行うようになった理由

水抜き・塩抜きをコンテストで行うようになった理由として
ボディビルの情報は海外情報が多いことによると思われます。

ボディビルのステロイド使用者は、ステロイドの副作用として抗利尿作用 (尿が少なくなる) があります。

そのため、コンテスト前に水分・塩分を抜き、筋肉の細胞外の水分を排出しなければならないのです。

しかし水分・塩分を抜きすぎると筋肉のボリュームが無くなってしまう為、カリウムとともに水分を補給し、筋肉の細胞内へ水分を入れる場合もあります。

しかし、これはステロイドユーザーのノウハウであり、ナチュラルビルダーに当てはまる方法ではありません。

特にJBBFでは地方大会でもドーピング検査がありますので、JBBFの選手は気を付けて。

そもそも水抜き・塩抜きとは?

水抜き・塩抜きを行う理由は皮膚下の水分を抜くことで皮膚の質感がよりハードに仕上がり、コンテストでの見栄えが良くなるためです。

細胞は細胞内にカリウムイオン、細胞外にナトリウムイオンが含まれており、この比率は大体1:1です。

筋肉細胞も同様に細胞内にカリウムイオン、細胞外にナトリウムイオンが存在し、それにより浸透圧が保たれ、筋肉の細胞は正常に動きます。

しかし『水抜き』を行うことにより、細胞内外では水分、ナトリウム、カリウムが失われ、均衡が崩れることにより、神経や筋肉に支障をきたし脱水となります。

脱水は身体にとってとても危険です。

そこで『塩抜き』の登場です。

塩抜きをすることにより、細胞外のナトリウムが抜けていきますが、細胞内外の浸透圧により、細胞内の水分も排泄されていきます。

つまり、極端な水分制限をせずとも塩抜きをすることで水分は体内から抜けていくのです。

※ 食塩1ℊで約150㏄の水分が排泄されるので、食事の塩分調整により体内の塩分を20ℊ抜けば約3㎏の水分が抜ける計算になります。

水抜き・塩抜きは必要ない 【 デメリット 】

水抜き・塩抜きを行う理由は皮膚下の水分を抜くことで皮膚の質感がよりハードに仕上がり、コンテストでの見栄えが良くなる。

と先に説明しましたが

体内の水分は皮膚下だけに存在するものではありません。

水抜き・塩抜きを行うことで、全身の水分が抜けてしまいます。

体内の水分量が減ると血液量も減る。

そして筋肉内の水分も抜けます。

こうなってしまうと、せっかく今まで数か月かけて仕上げてきた体が『全くパンプしない』状態となり、しぼんだ体でステージに上がることになります。

カーボディプリートも必要ない

カーボディプリートは、その人ごとにやり方は異なります。

一般的な期間は約3日~5日、炭水化物を極限まで減らす (1日50g以下にしたり、一切摂取しない) ことによって筋肉内のグリコーゲンを枯渇させます。

その後、カーボアップ (カーボローディング) することにより、筋肉内のグリコーゲン貯蔵量を通常以上に上げることが可能となります。

カーボディプリート中のトレーニング内容はHIITやスーパーセット、ジャイアントセットなどの高強度テクニックで筋肉内のグリコーゲンを使い果たします。

人によってはこれと共に、水分、塩分を一切摂取しないという猛者 (アホ) までいます。

※ 私の知人は水分・塩分の摂取を極限まで減らし、高強度トレーニングにて追い込んだ結果、一時的な心停止で入院しました。今は元気ですが。

炭水化物を摂らない状態でトレーニング強度が落ち、ダラダラと適当なトレーニングや有酸素運動を行っても

それは筋肉量の減少にしかなりません。

YouTubeを見ていても『今カーボディプリート中です。辛いです』みたいな人多いですが、げっそりしていて心配になりますね。

そもそもですが、しっかりと身体が仕上がっていればそんな無理をする必要もなく、身体が仕上がっていないのであれば尚更、通常通りの減量を続けるべきです。

私の考えでは、最低でも2週間前には身体は仕上がっている状態であるべきだと思います。(余裕があるのであれば1か月前)

大体の人は減量中、通常よりもカーボの摂取は少ない状態です。

筋グリコーゲンを枯渇させることでディプリートを行いますが、減量中において筋グリコーゲンなど常に枯渇していると言ってもいいのではないでしょうか。

そのような状態で完全に枯渇させるのか…

いや、トレーニングボリュームを落としてまでしたくありません。

それでは元も子もないです。

そもそも減量食の低カーボ状態でグリコーゲンが枯渇していないのであれば、それはトレーニング強度がそもそも低いのではないでしょうか。

私はハイカーボで最後までトレーニング強度を保ちます。

減量自体がうまくできていない、絞れていない体にいくら小手先のテクニックを加えようとも体は変化しません。

絞れていないうえにパンプもしない、最悪です。

最終調整を小手先のテクニックのように使うのではなく、減量中の数か月間、しっかりと 『脂肪』 を落としていきましょう。

『水抜き・塩抜き・カーボディプリートは必要ない!!』ボディビルの最終調整 参考動画


【HIDE’S KITCHEN】筋肉が膨らむ魔法の炭水化物・パスタ! カーボローディングの極意公開!
赤いエプロンに目が行ってしまいますが、減量については 9:20~ です。

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豪華すぎる鈴木さんと木澤さん。減量については 6:55~ です。

『水抜き・塩抜き・カーボディプリートは必要ない!!』ボディビルの最終調整 まとめ

水抜き・塩抜き・カーボディプリートは、私的には否定ですが、やってみるのもいいと思います。
『失敗は成功のもと』という言葉もありますし、『先人の知恵に学ぶ』という言葉もありますが、あなた次第です。
私も減量は毎年『完璧だ!!』と言える仕上がりにはならず、試行錯誤の迷走中です。
(それでも体脂肪率は家庭用の機械がバグるレベルまで落とします)
ですが毎年ダメだった点を確実に分析し、改良していけば必ずいい結果に結び付くことでしょう。

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現役ボディビルダーであり、整骨院院長である私の 「身体のメカニズム基づいた再現性の高い体脂肪燃焼方法」 は、こちらのnoteで全て公開しているので、気になる方は読んでみてください。