コラム・Q&A

足底腱膜炎と足底筋膜炎【正しく覚えよう】

まず初めに

足底筋膜という組織は存在しません。

最近『足底膜炎』というのを良く見聞きするのですが、なんですかそれ??

正しくは『足底膜炎』です。

の一文字違いですが、医療者が間違えていることも多く、整形外科、整骨院のHPなんかはほとんどが『足底膜炎』と書いています。

足底があり、足背があります。

手掌があり、手背があります。

解剖学、ちゃんと勉強しようよ。

足底筋膜炎という意味不明な勘違いがどこから始まったのかわかりませんが、近くにある似たものとして、屈筋支帯の説明もしておきます。ついでに足背筋膜も説明しておきます。

足底腱膜とは

足底腱膜は、踵骨から趾に向かって扇状に広がる厚い浅在性の腱膜です。踵骨結節を起始とし、中足骨底の位置で各趾5束に分かれ、中足趾節関節で浅層と深層に分かれる。浅層は各趾の皮膚へ付着し、深層は二分し、趾屈筋腱を挟むようにして腱鞘へ付着する。

屈筋支帯とは

足の屈筋支帯は、下腿筋膜が厚くなったものであり、内果下部から扇状に広がっている。前部は舟状骨、後部は踵骨、中間部は足底腱膜に移行する。

足背筋膜とは

足背筋膜は下腿筋膜からなり、伸筋腱を覆って趾背腱膜に癒合する。外果の前下方と近位部では下腓骨筋支帯と下伸筋支帯を作っている。