ハードトレーニーの皆様!!
筋肉が破裂するほどの強烈なパンプアップを感じたいと思いませんか!?
今回は『筋肉に強烈なパンプアップを引き起こすNO系サプリ』について。
筋肉のパンプアップとは
パンプアップとはトレーニングしている対象筋への血流量を増やし、より多くの血液を対象筋へ流し込むことで、その部位に破裂するような強い張り感をもたらすことです。
パンプアップはトレーニング後の一時的ではありますが、血流量が増えることで筋肉が膨らんで大きく見え、より多くの酸素や栄養素が運ばれるため、筋肥大に有効です。
一般的な競技をしているアスリートからすれば、パンプアップすることは無用にも思われるかもしれませんが、パンプアップによる積極的な酸素、栄養の供給や疲労回復を促す効果を考えれば、他競技のアスリートにも効果的です。
NO系サプリメントとは
NO系サプリメントとは、いくつかの有効成分をブレンドし、運動能力を総合的に上昇させるサプリメントです。
NOとはNitric Oxideの略で「一酸化窒素」という意味です。
体内において一酸化窒素は血管拡張作用があり、NO系サプリメントは体内の一酸化窒素の生成を促す「L-アルギニン」が主成分となっています。
他にも、L-シトルリン、クレアチン、カフェインなど、パワーアップや疲労回復、集中力向上に有効な成分が配合されているものも多く、効果をしっかりと体感できるサプリメントとして重宝します。
しかし、商品によっては禁止物質を含むものもあるので、ドーピング規定のある競技には注意が必要なサプリメントでもあります。
筋トレにおけるパンプアップの効果
大量の血液が筋肉内に流れ込むことでパンプアップが起こるわけですが、血液中にはアミノ酸をはじめとする豊富な栄養物質が溶け込んでいます。
これらの栄養素は筋肉の発達には不可欠であり、それらが大量に対象筋の中に流れ込むことで、疲労回復効果や筋肥大が起きやすくなります。
① パンプアップが起こる
② 一時的に血流量が増加する
③ 時間経過とともに落ち着く
という一連の状況が繰り返されると、筋繊維をまとめ上げている筋膜が少しづつ引き伸ばされていき、より多くの血液を筋肉内にため込むことができるようになります。
より多くの血液をため込むことができれば
より多くの栄養分を得ることができ
より多くのアナボリズムを引き起こし
より強い筋肥大反応を引き起こす
ことができます。
そのためボディビルダーはパンプアップを狙ってトレーニングをするのです。
もちろん、パンプアップの過程の中で、アナボリズムに必要な栄養素を補給することや、ハイレップストレーニングにより対象筋を確実に狙うことも重要です。
一酸化窒素(NO)で血管を拡張する
大量の血液を対象筋に送り込むためには、できるだけ血管を拡張しておく必要があります。
血管を拡張するというと、医療的な方法を連想する方も多いかもしれませんが、血管拡張に作用する物質があり、それを増やすことができれば、意図的に血管を拡張することが可能になります。
血管を拡張させる物質、それは一酸化窒素(NO)です。
体内の一酸化窒素(NO)の量を増やすには『L-アルギニン』を摂取するのが有効です。
一酸化窒素(NO)はL-アルギニンを材料として作られます。
つまりL-アルギニンを摂取することで、一酸化窒素(NO)の産生を高めることができます。
また一酸化窒素(NO)を発生させた状態でトレーニングすると、血行促進効果により、強烈なパンプアップが得られます。
ただしL-アルギニンはアルカリが強く、大量に摂取すると、胸やけ、消化不良を起こす可能性があります。
そこで「L-シトルリン」です。
L-シトルリンは体内で尿素サイクルにより、L-アルギニンに容易に変換されます。
一回に750mgのL-シトルリンを一日2回摂取することにより、体内のアルギニンレベルを十分に高めることができます。
L-アルギニン、L-シトルリンの両方を摂取すればアルギニンによる体内のアルカリ性は抑えられ、また「L-シトルリン→L-アルギニン」となることによるタイムリリース効果も期待できます。
ニトロシギンで更に効果増大
もう少し詳しく説明すると、L-アルギニンには確かに体内の一酸化窒素量を増やし、血管を拡張させる作用があるのですが、実はその効率はあまり良くないというのも事実です。
遊離アミノ酸であるL-アルギニンは、健康な人の体内では血管拡張作用をあまり発揮することができないのです。
しかし、それを解決するために『吸収を助ける物質と結合させること』の有効性の研究もされており、それによりL-アルギニンの吸収率が増加し、効果を高めることができます。
では、L-アルギニンの吸収を高める物質とはなんなのか。
それは…
・イノシトール、スタビライズド・アルギニン・シリケート
一般的に『ニトロシギン』と呼ばれています。
ニトロシギンについての研究は『Journal of the International Society of Sports Nutrition』に掲載されていたので一緒に紹介しておきます。
1.5gのニトロシギンの摂取で血漿中のアルギニンレベルが133%高まったという結果が得られ、アルギニンの基本レベルが133%まで高まったのはニトロシギンを摂取してから2時間を要したようです。
この実験では他にも、ニトロシギンを数週間にわたって毎日摂取し続けても、その効果が維持されたということです。
この研究では『1.5ℊのニトロシギンはスポーツサプリメントとして、十分に効果を発揮する』と結論付けられています。
これにより、特に運動によって受けた筋肉のダメージや疲労の軽減に役立てると期待されています。
血流量が増加し、強いパンプアップを引き起こす
その結果
筋肥大、パワーアップにつながる
L-アルギニン、L-シトルリンはメジャーなサプリメントのひとつですが、ニトロシギンはまだまだ知名度も少なく、関連する研究報告も少ないのが現状です。
ニトロシギンが配合されているサプリメントは海外物のプレワークアウトサプリに数多くあり、ニトロシギン以外にも、一酸化窒素(NO)量を増加させる成分が組み合わされています。
しかし、JOC(日本オリンピック委員会)加盟団体の競技選手にはオススメしません。
ニトロシギン云々ではなく、海外のプレワークアウトサプリ自体が正直信用できませんので、摂取するかどうかは自己責任です。
※ボディビル競技の場合、JBBFはJOC加盟団体です。
私の経験・体感
ここからは私の経験・体感からですが、私は過去に、減量シーズンに入ると筋肉が全くパンプアップしなくなるという悩みを抱えていたのですが、アルギニン・シトルリンの摂取で解決しました。
減量に入ると当然、食事制限が始まります。最初のうちは体も元気ですし、体脂肪もあるのでトレーニングについての不都合はあまりないのですが、減量の中盤以降からは筋肉が全くパンプアップしないという悩みがでてきます。
トレーニングしても全くパンプアップしないことで不安になり、パンプアップさせようと更なる高回数のレップス&セット数でトレーニング時間はどんどん長くなり、筋肉もどんどん削られ、減量の負のスパイラルに突入してしまいます。
このような減量を行うと、脂肪は落とせますが、筋肉がフラットな感じに仕上がってしまいます。
筋肉がフラットな感じとは、脂肪は落ちていてバリバリ、血管もしっかり浮き出ている、でも筋肉の張りがないというか、迫力がないというか。
つまりは 減量失敗 ですね。
この減量失敗を改善するためにL-アルギニン・L-シトルリンをプレワークアウトとして飲み始めました。
私の場合はこれを飲み始めた当日から、しっかりとしたパンプ感が戻り、トレーニングにも無駄がなくなりました。
減量中は同じような悩みを抱えている方も多いと思いますので、一つの参考となれば幸いです。
私のプレワークアウト
・L-アルギニン
・L-シトルリン
・BCAA
・カフェイン
・クレアチン
・ブドウ糖
人それぞれですが、私としては、基本的に自分が体感できるもの以外は摂らないようにしています。そのため、サプリメントは成分ごとに購入し配合しています。
やはり効果があると言われているものでも、体質や環境などもありますし、実際に自分で試してみて体感がなければ飲む必要はないと思っています。
NO系サプリメント紹介
NO系サプリメントと相乗効果を持つサプリメント
◆ クレアチン
◆ BCAA/EAA
◆ カフェイン
◆ ブドウ糖/MD/CD
