サプリメント・栄養

よく聞かれるプロテインの誤解集

プロテインについて毎日誰かに聞かれてますが

ほんっっっっと!!誤解が多すぎ!!!

もうメンドクセー(゚∀゚)アヒャヒャ

 

『プロテインって飲むと筋肉ムキムキになるんでしょ?』

なりません。

はい。絶対なりません。

体内に入ったタンパク質は重要な部分から消費されていきます。

筋肉は本来、必要最低限しか必要ないので筋肉には最後の余ったタンパク質が使われます。

それよりも皮膚や内臓、血液、骨などが体にとっては重要な器官ですので、タンパク質はそちらで利用されます。

ですのでムキムキマッチョ・・・というより、健康や美容面の影響の方が強いんですね。

ちなみに、筋肉をつける薬というのは医学では重要項目なのですが、未だに現代では開発されていません。

『スポーツしながら飲まないと太るんでしょ?』


そんなことありません。

太るどころか、痩せます。

というか『スポーツしながら飲まないと』とか、意味不明です。

『プロテインってまずいんでしょ?』


いつの時代の話をしているんでしょうか。

味の好みはあるにせよ、おいしいと思いますよ。

まず飲んでみましょう。

※ナチュラルという乳清本来の味のプロテインはおいしくないです。

『プロテインって高くて買えない


いやいや、激安ですから。

そもそもタンパク質は食材自体が高いです。

タンパク質キロ単位3000~4000円なんて破格の価格です。

メーカーによってはキロ単位1500円のものも最近はあります。

『プロテインって体に悪いんでしょ?』


プロテインはただのタンパク質です。

肉、魚、卵を食べるのと一緒ですし、牛乳からタンパク質成分を抜いたものがサプリメントのホエイプロテインです。

『プロテインって薬でしょ?』


違います。

サプリメント(健康補助食品)です。

粉状のためか薬と思っている方がいますが、小麦粉だって粉です。

プロテインをドーピングと言う方がいますが、そしたら肉、魚、大豆、牛乳、その他タンパク質食品全て、食べたらドーピングです。

『プロテイン飲むと死ぬんでしょ?』

極端すぎてもう意味不明(笑)

これは『そば食べたら死ぬんでしょ?』と言っているのと同じです。

肝疾患のある人の中には『蛋白不耐症』という症状の方がいらっしゃいます。

肝機能低下によりタンパク質を分解する際に発生するアンモニアを処理できずに脳症などを起こしてしまいます。

しかし、『蛋白不耐症』方はサプリメントのプロテインに関わらず、肉や魚など食事中すべてのタンパク質に反応しますのでサプリメントとしてのプロテインが・・・という話ではないです。

タンパク質に関わらず、乳糖不耐症炭水化物不耐症その他様々な食物アレルギーを持っている方がおりますので、プロテイン飲んだら死ぬとかそういう話ではないです。

『プロテイン飲んだら太った』


タンパク質は1g4キロカロリーですから、もちろん摂り過ぎれば太る可能性はあります。
ですが、タンパク質でカロリーオーバーさせられるほどの猛者はそうそういないと思います・・・。

プロテインを飲んで太ったというよりそもそもあなたの『食事の見直し』をした方がいいですね。 

もしくは、購入したプロテインが目的と違っているという可能性もあります。

ハードゲイナーと言われる太りにくい体質の方がおられますが、ハードゲイナー用のプロテインは炭水化物が多量に入っています。この場合、タンパク質で太るというより、炭水化物で高カロリーになっていますので、純粋なタンパク質のプロテインに変えましょう。

『タンパク質って摂り過ぎると腎臓悪くなるんでしょ?』

この心配をしている方は結構いらっしゃるみたいですね。

これは長らく議論されていますが、スポーツ選手など日頃から高たんぱく食を続けている方が多い中、実際に腎臓が悪くなったという話を私は聞いたことがありません。

アメリカ・マサチューセッツ州ボストンのブリガム・アンド・ウイメンズ病院で11年、ドイツ・ヴェルツブルグ大学でも同様の調査が23年にわたり行われ、このような調査結果が出ています。

赤身肉の過剰な摂取は腎臓にダメージを与える影響があるが、白身肉や乳製品、植物由来のタンパク質の摂取による腎臓へのダメージはない。

そして、白身肉や大豆、乳製品によるタンパク質摂取量の増加は腎臓病の発症リスクを軽減させる。

だそうです。

赤身肉が腎臓に与えるダメージは完全に解明されているわけではありませんが、赤身肉は消化の過程で生成される酸が腎臓に対して毒性を引き起こしているのが理由の一つだそうです。

サプリメントとしてのプロテインは牛乳や大豆由来の成分なので、この調査結果から見る限りは腎臓への影響はないと考えられ、むしろ腎臓へはよい影響であると考えられます。

現役ボディビルダーであり、整骨院院長である私の 「身体のメカニズム基づいた再現性の高い体脂肪燃焼方法」 は、こちらのnoteで全て公開しているので、気になる方は読んでみてください。